大相撲九月場所

開催中の大相撲九月場所。

3横綱2大関が休場して、好角家の方々からは、「興ざめ」「低レベル」といった意見が数多く寄せられているようだ。

 

だが、見方によってはそれはそれで面白い。

幕内力士全員にチャンスがありそうだからだ。

こんな、大戦国時代みたいな相撲場所はそうそうお目にはかかれないであろう。

出場している横綱日馬富士大関豪栄道日馬富士は早々と3敗を喫したが、この戦国場所ではまだまだ優勝射程圏内だと思う。豪栄道は現在5勝1敗。大関になってからの体たらくぶりを見れば、前半戦は最近では、まずまずの滑り出しであろう。中盤・終盤も上位陣不在なので、地力で行けば優勝本命候補なのだろうが、よく取りこぼしがあるので、まだまだ何とも言えない。

 

活躍を期待するのが、やっぱり新進気鋭の若手。

特に前頭三枚目の阿武咲という力士が、非常に調子がいい。「…という」と書いたのは、まだあまりメジャーでもない、未知なる魅力がありそうだから。相撲のファンなら知っていても、一般の方からは、まだ「誰それ?」って感じだろう。

阿武咲に関しては、今後、中盤から終盤のスタミナ次第では、あわよくばやってくれそうな期待がある。

関脇に上がった御嶽海。前半から3敗するなどちょっとプレッシャーなのかな?と思ったが、徐々に調子を上げてきたので、こちらにも期待する。

あとは正代。現在4勝2敗。実力はあるので、こういう場所なら、優勝争いに顔をだしてもなんら不思議ではない。

貴景勝もチャンス到来だ。こちらもまだまだ伸びしろが豊富な若手。期待せずにはいられない。

 

オッサン組も負けてはいられない。

平幕に下がった元大関琴奨菊。ある意味老獪に、優勝狙っているに違いない。

 

大相撲で優勝予想がこれほど難しかった場所が近年あっただろうか。

見る側にとっては、千秋楽まで楽しめそうだ。

11勝4敗とか10勝5敗の優勝ライン。

けれども、「優勝は優勝だ」という気持ちで、頑張って欲しい。

 

 

fuksapの大相撲九月場所優勝予想(競馬風テイスト)

成績11勝4敗

◎阿武咲

豪栄道

琴奨菊

△正代

逸ノ城

△千代の国