債務整理レクイエム(3)
実際、当時の債務が増えて行った過程を、記録しているでもないし、金融会社から借りていった取引書を保管しているわけでもない。
ただ、あの頃は、10万借りて、給料入ったら、その中から1~2万づつ返して、どこかで一発当てて、一気に返せばいい。なんて、軽い気持ちで考えていた節はある。
根拠のない自信ほどこわいものはない。
当時は、まさに健康そのものであったし、
病気になんてなっても、「たかが風邪、気合で直せる。」なんて、楽観視していた。
そのうち、ATMから、毎週毎週、引き出していく時期が続いた。
実際は借金なのに、気持ちが大きくなってしまい、「たかだかこれしき、一発で返せる。」なんて、時期があった。
もちろん、毎週すべて負けていたわけではない。
3万負けた翌週、5万を取り返して、余勢を駆って翌週プラス。ただ、その後の二の矢・三の矢が続かず、長期的に見ると、半年で20万前後の負け。
だが、ギャンブラーは、これに気が付かない。
雪だるま式に借金が増えていく。増えていく。
気持ちがネガティブになりそうなので、明日以降は、債務整理レクイエムの間に、楽しかった思い出なんかも、おり混ぜる。毎日これじゃいやだ。
いやな思いでは振り返りたくもないが、立ち直った今、そこも振り返りつつ、今後のことについて書いていきたい。
次のブログでは「債務整理レクイエム」は、一旦休止。
しかし、このテーマは、続ける。