債務整理レクイエム(5)

もはや、思い出したくもないし、詳細すら覚えていない。

それぐらい感覚が麻痺していたのであろう。

記憶の片隅では、S社(今は銀行グループで、ドイツのサッカーキーパーを使っていた会社)に200万、球団も持っていたO社(今でも球団保有してるが)ローン専用カード200万、それとは別のO社(お利口さんなところ)にローンカード100万、同じO社のクレジットカード70万、それとはまた別なO社(福岡に球団持っていたD社系列)に80万、最初に借金した、M社(今ではIオンに統一されてるが、当時はMカル、Jスコ、Nチイ、Pフールなどの系列)に50万、R社(当時は球団持ってなかったが、今では誰もが知ってる会社)に30万、最終的に助けられたSBI社(ここは実名かも)に10万の限度額。

実際に全部プラスすると、200+200+100+70+80+50+30+10=740になるのだが、そこは、600超えても、限度ギリギリの700を超えた借金までした記憶はない。

そこが救い目だったのかもしれないし、あれからまだ10年までは経っていないにしても、微妙に安心できる余裕を残したかったのかもしれない。

そこに、金融業界の総量規制という制度が始まった。当時の当事者としては、改悪制度と恨みつらみあったが、今となっては、それが良かったのかなと思う。